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おまかせ工房のブログ 神棚 御簾 い草上敷きの専門店です

おまかせ工房ブログ 神前幕の選び方はいろいろあります

神前幕を選ぶときに、「一体どれを選ぶんだ?」と思う方もいるかと思います。



あまり細かい事は気にいないで、選びたいものを選べばいいんですが、ちょっとしたルールみたいなものもあります。



無地・・・・どなたでもだれでも。



稲荷紋・・・・ご商売をされている方。



巴紋・・・・武家の家系。



と行くのが一般的ですが、必ずこうしなければならないというものでもありません。



迷ったらこのように考えてみましょう程度の非常に緩い感覚です。





無地

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稲荷紋

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巴紋

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おまかせ工房でも稲荷紋の神前幕を使っています。



ただ、血筋としては武家になりますが、それは大昔の話であって家系としては武家でもなんでもありません。







店長ブログなので、ここから少々脱線した話を一つ。





日本の歴史の中に、「勝間田城」という城がありまして、場所は「蒲原」、今の静岡県牧之原市がそれに当たり、静岡空港があるところ。



今は跡地して歴史が書かれている看板が立てられている野っ原程度のところです。



平安時代の末期にこの地に勝間田さんが来て、それから250年後の西暦1400年ぐらいの時に築城したそうで、当時は戦三昧の時代なので、1476年に落城とあります。



落城ってことは焼き討ちになるわけで、城は焼かれて跡地だけが残ったわけですね。



戦国時代は戦に負けると大変です、次に待っているのは落ち武者狩りって筋書きなんでしょう、逃げなきゃいけない。



っで、牧之原周辺から今の御殿場周辺まで逃げてきた、距離にして約100キロ。



原野、山林、山麓、野山、山あり谷ありの野道を100キロで当時の御殿場は富士の麓なので何もないですから相当なもんだったと思います。



だから御殿場には「カツマタ」さんがとても多いわけです。



城主の勝間田さんは逃がすときに一族ってことがバレてはいけないけど忘れてもいけないってことで、記録としていくつかの当て字を付けたそうで「勝間田」「勝俣」「勝股」「勝亦」「勝又」となるわけです。



だから「蒲原」から「御殿場」にかけてチラホラと「カツマタ」がいて、御殿場に集中した。





店長も「勝亦(カツマタ)」なんですが、巴紋ではなく稲荷紋になる歴史がここにあります。







神前幕

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興味のある方は是非ご覧ください。





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  1. 2011/02/15(火) 18:40:20|
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