墨汁の色では作品にならないと嘆いている方への本格的中国墨のご紹介ブログになります。
ということは、嗜好性がかなり偏っていまして、誰にでも何方にでもという墨ではありません。
物事にはそれぞれ違いというものがありますが、最初の頃はその違いにはなかなか気づきませんね。
人生みたいなもんかな、目が開いてきたら見えるようになって種類があることに気づいて・・・詳しくなると楽しくなる。

ハガキに和紙に自分の印として絵や文字を書いてみたりして人を喜ばすなんて芸当は、誰にでもできることではありません。
生まれ持った才能と日々の努力の賜物でして、凡才から見れば間違いなく一目置かれます。
余りにも出来る人が少ないのでとてつもなく需要が無いのが・・・・ちょっと残念なんですが、、、、。
単色の魅力という世界があります。
一色の濃淡で何かを描ききるのは、顔料が少なかった時代の産物でもなんでもありません。
師匠と呼ばれる人達がこよなく愛する技法でして、要は、あれこれとチャラチャラといろいろなものをくっつけないで絞り込んでいった結果。
わけがわからない時にはどんどん増やしていき、どこかで気づいて減らしていき、しかし、懸念が湧いてきてまた増える。
増えて減って増えて減っての繰り返しのようでも確実に減っていき、行き着いたところが単色でしたという真に不可思議な世界。
でも、単色に近づくにはいろいろな色を経験しなければいけない。
なんというか、様々な物事に相通じるような気もします。
どんな天才も初めはゼロから始まるというのと良く似ています、深いです。
墨の本場・・・中国の墨いろいろ
https://item.rakuten.co.jp/omakase/c/0000000473/興味のある方の是非ご覧ください。
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- 2011/12/25(日) 09:42:44|
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