出来上がったことばかり見ていてもよくわからない事があります。
物事のきっかけ、途中経過、そして完成とみてきて、初めてなるほどと感心をすることもあるかと思います。
暖簾の種類の一つに「絞り染め」というものがありますが、これが奇怪な様相から生まれる美しい模様に不思議さを少しばかり感じてしまう。
グルグル巻いて染めると幾何学模様の出来上がり・・・・って、素人には難しすぎるかもしれません。

絞りの元ってこんな形をしていますが、染めて広げるとこうなります。

言うのは一行で済ましてしまっていますが行うのは大変です。
でも絞りそのものを見たことがない人が多いかと思いますので、その一例をご紹介。
暖簾の図柄によってはもっと細かく絞りをするものもありますし、もっと大胆に絞っていくものもあります。
手作業です。
巻きながらどんな図柄になるのか見当を付けながら絞りをつけていきます。
そして何枚作っても同じ作業で絞りを作るので、これが恐ろしく大変な作業というわけです。
人の労働というものは他人にはなかなかわからないときもありますが、作業の一コマを知るだけでもその大変さが伝わりましたでしょうか。
外国人に絞りの元を見せると「オーマイガー」なんて言って驚きますが、不思議さと形の気持ち悪さが入り乱れるようです。
サンプルが悪かったのかどうかわかりませんが、タコのようなものは苦手らしいです。
これはおまかせ工房オリジナルの暖簾。

いろいろあります、今の時期は綿がいいかな。
綿暖簾
https://item.rakuten.co.jp/omakase/c/0000000453/興味のある方は是非ご覧下さい。
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- 2012/02/10(金) 08:42:51|
- Omakase-Factory's Blog
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