毎年6月30日【夏越大祓】と12月31日【師走大祓】に登場するのが人形代と言われるものです。
「にんぎょうだい」とは読まずに「ひとかたしろ」「ひとがたしろ」と読みます。
願い事を書いたり念じたりして使いますが、人の形をしているとより念が通じると言われている日本では大昔からあるもの。
木製でできた人形代は平安時代の出土品でも出てきているので、その歴史は古いです。

【大祓】で使われるものの多くは紙でできていて、名前と年齢を書いて、場合によっては願い事を書いて息を三回吹きかける。
これが一般的な使い方だと思いますが、地域によって若干差がある模様。
正しい使い方は一つではないので、個人差があってもかまわないわけですね。
願い事って言うのは良い事ばかりではなく、悪い願い事という一面も持ち合わせています。
人間ですから表もあれば裏もある。
平安時代の人がどうして紙ではなく木を使ってまで願い事を込めたのかを想像するとやはり形にしているほど思いが入り込むと考えたのでしょうかね。
資料を見る限りでは、悪病を移すために使う、御守として使う、呪いのために使うなど人の気持ちを込める道具として使うようです。
御守などで使う場合には持参したり、刀に括り付けたりと現代でいうところのアクセサリのような使い方もあったそうです。
願いを込めて焼いたという記録もありますね。
念には念を入れるわけです。
木製祭祀具・・・人形代(ひとがたしろ)
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- 2013/05/22(水) 09:00:27|
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