金幣芯という神具がありますが馴染みがあるようでないものだと思います。
さらに金幣芯の位置については迷うところのでして、決まった位置というものがありません。
ただ、画像のように神鏡の位置に立てかける場合もあれば、長三宝の前に置く場合もあります。
一本だけの人もいれば三本並べる人もいる、決まり事がないのでしかたがないのかもしれません。

この神鏡の位置に置く、御札を入れてある扉の前に置く、一番手前に一本置く・・・この3パターンが多い。
一番手前に置く場合には大きめのものを選びますね、扉の前だと扉の高さに合わせることもあれば、一番小さな金幣芯を選ぶこともある。

金幣芯ってギザギザした形をしていますが、似たような形は見たことありませんか?
そう、紙垂(しで)です。
縄に付けたギザギザの紙のことを紙垂と言いますが、よく似ている。
もっと言うと、榊の葉の周囲もギザギザしているわけですが、あれも同類。
要するにノコギリ状になっているもの・・・・刃です。
ここからはやたらに入るなって意味もあれば、守るのにだって武器は必要って意味もあれば、昔々の人がいろいろな意味を込めてこの形になった。
紙より金属が高価で硬いわけでして、一部の特権階級の人達ぐらいしか大昔は金杯芯は持てなかったのではないでしょうかね。
戦国武将の陣営に神棚があって、そこには大きな金幣芯がドンと置いてあるシーンがありますが、そういう人達ぐらいが持てたのでしょう。
いろいろな金幣芯がありますが、主に一本立ちの画像の形のものが普及されていて、他の三本台などの特殊な形は神社で置かれることが多いものですが、一本立ちについてはいろいろな場所で見かけます。
金幣芯ということは金箔なわけですが、金箔のものは高額ですので普通はメッキです。
金幣芯もあれば銀弊芯というものもありますが、銀弊芯は特殊すぎるものなので、おまかせ工房でも特注品となります。
話変わって、神鏡と金幣芯は同時に置くものか?という疑問がある人もいるようです。
置き場所があるような大きな神棚であれば神鏡と金幣芯を前後にして置くこともあります。
置き場所がなければ先にも書きましたが、どちらかを一番手前に置いておけばいいでしょう。
金幣芯
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/b6e2fbabce2.html興味のある方は是非ご覧ください。
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- 2014/07/10(木) 09:00:28|
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