おまかせ工房の店長ブログは「はてなブログ」にもあって、そちらの方で評判が良かった記事の再投稿です。
内容は少し変えてありますが、「神具の乗せ方」について。
事例を出しながら画像と見比べると、何が正しいのか、何が間違っているのかがよくわかる。
ただ、結論としては「こうしなければならない」というものはないってことです。
神道の世界は決め付けをしません。
ということで、一言コメントを添えながらのブログ。
仕様素材:セトモノセットB(豆)【上品】、豆八足台6寸【並品】。
教科書のような乗せ方、おそらく一番多いのではないでしょうか。乗せ方を検索で調べるとこればかり出てくると思いますが、右へならえの日本社会らしい。そして神棚の販売業者も商品画像で使う置き方ですね。ただ、業者はさらに右へならえなので参考にならないかも。

わりかし見る乗せ方です。バランスが良い。上記のお手本はアンバランスさがプロっぽさを醸し出しているのに対して、こちらの乗せ方は実にバランスが良い。見ていて飽きてこない。始めはお手本を習い、しばらくするとこうなりましたという別の意味のお手本。

これはまずいない。非常に特殊な場合でしょう。何かの理由がある場合にはするのかもしれませんが、店長もまずお目にかかったことありません。榊立は背丈が高いから台の上には乗せないのがふつう。

若干見受けられます。米と塩を皿の中で分けておく乗せ方ですね。スペースが取れないときなどにします。合理的な乗せ方かもしれません。平子も一個、皿も一枚という具合です。本当は全部祭りたいんだけど場所がないんだよね、という気持ちがとても伝わる。

とても多い乗せ方です。店長もこの乗せ方が大好き。水物を台の上に乗せて、米・塩を手前に置く。機能性と合理性を兼ね備えた乗せ方。しかもバランスが良い。あれこれ位置を変えていって行き着きましたって感じでしょうかね。これも人気のある神具の乗せ方です。

教科書とは逆の乗せ方かもしれません。反対の乗せてはいけないという人もいないわけでして、ただ、こういう場合には何かしら護身の中で理由が欲しいかも。水玉はやっぱ右の方が好きだというならこの方がいいでしょう。

これは店長もみたことがない。バランスが悪い。

全部乗せてしまう方法ですが、今回の豆八足台ではふつうしません。折敷あたりを使うときでしょうかね。八足台をどうしても使う場合には、1尺ぐらいのときなら綺麗に乗ると思います。全部乗せるときには脚がない方がいいと思いますので、折敷でしょうかね。

いかがでしたか?
正しい乗せ方なんかありません。
みんながそうしているから私もそうする的な感じが非常に強いのではないでしょうかね。
神具一式
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/bfc0b6f1.html興味のある方は是非ご覧ください。
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- 2014/08/11(月) 10:21:22|
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