事例を元に神前幕の選び方をわかりやすく書いてみたいと思いますので、これが今回の店長ブログのテーマです。
事例と言っても、店長の苗字から考えた非常に偏った事例ですが、何にしていいのかよくわからん、という時には参考にしてみてください。
店長の苗字は「勝亦」と書きますが、「かつまた」と読みます。
たまに「亦」を読めない人が多くて困ることがありますが、静岡県の人なら当たり前に読める漢字です。

さて、何から書こうか迷いますが、思い立ったことをサクサクと書いているのが店長ブログですので、下書きがありません。
まず、神前幕は大きくわけると4つあります、「無地」「稲荷紋」「巴紋」「卍紋」。
このうち、巴紋と卍紋は武家がらみの紋所ですね(卍紋は少ないです)。
先祖が武家だった家系には、この紋に似通った紋所を持っている家があります。
稲荷紋というのは、商売の神様で有名な伏見稲荷大社の紋です、商売に限らずいろいろなご利益があるそうなので一度行ってみるといいでしょう。
無地については、特にありません、一番多く使われるのが無地です。
っで、店長の事例を参考にと書いてしまったので、ダラダラと書いてみます。
まず、勝亦という苗字は元々が勝間田らしいです。
今から600年ぐらい前に勝間田定長という人がいて、今の牧之原市に勝間田城という城があったそうです(今は跡地として残っている程度)。
っで、500年ぐらい前に駿河今川氏6代目当主 今川義忠という人が勝間田城を攻め落としてからが、修羅場の始まりという歴史。
戦なので負けた方は逃げないといけないわけで、落ち武者狩りで捕まったらさぁ大変という時代だったと思います。
勝間田一族は牧之原市周辺から御殿場市に逃げてきた、と言っても道もない時代なので、富士山麓を這いずるように逃げたのかな?
ただ、この勝間田さんは一族を散らすときに、当て字を付けたそうです。
だから、勝間田、勝又、勝俣、勝股、勝亦など同じ読み方があります、御殿場に行くとカツマタさんが山ほどいます。
となると、店長の事務所で使っている神前幕は武家の家紋かと言えばそうではなくて、稲荷紋です。
武家などとっくの昔にヤメてしまっているので、巴紋ではありませんね。
商売をしているので稲荷紋。
ならば神棚の中に伏見稲荷の神札を入れてあるのかというとそうでもなくて、天照皇大神宮と氏神さまだけ。
神前幕とは直接関係がありませんが、御札に稲荷大社を加えてもいいかなーと思ったりもしています。
神前幕に家紋を入れる方々もいます。
特に、日本の景気が良かった時代には、家紋を染め抜いていれることもあったそうですが、今ではほとんど見受けられません。
その時には、正絹生地で作りますので、とても高価な神前幕となります。
無地が一番多いのは、偏っていないため。
誰にでも合うというか、何色にもなるというか、無難な線です。
迷ったりしたら無地がおすすめ。
そもそも神前幕で悩む必要なんかありませんね。
神前幕を張るときには、しめ縄はいらないかも、二重に掛けると家庭ではちょっと掛け過ぎかも。
まぁその辺は好みがありますので、店長が口を挟むことではありません。
ただ、神前幕を一枚掛けておくと、ビシッと締まった感じがりますよ。
前面だけ掛ける方法と、前面左右の三方を隠すやり方とあります。
三方を隠すときには、無地を選んで下さい。
基本的に神前幕は前面だけに掛けるように、紋の位置を決めていますので、紋が入った神前幕で三方張りをすると紋の位置が大きく崩れます。
棚板に神棚を置いている場合でも、箱宮を使われている方でも神前幕は使えます。
神前幕の選び方
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/bfc0c1b0cb.html興味のある方は是非ご覧ください。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2012/07/28(土) 12:04:52|
- Omakase-Factory's Blog
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0