人によって使い方が全く違う、意味の取り方が正反対などのことが現実世界にはたくさんあります。
特に、歴史が古いものであれば人の心に根付いていて、それが信仰と言われるものに変化していくわけです。
形代(かたしろ)などもそのようなものの一つ。
とりわけ、人形代(ひとかたしろ)はその扱い方に違いがあります。

まず、人形代の使い方は言い伝え、風習、文化などが交錯して、こうすればよいというものがありません。
名前を書くんだという人もいれば、印を付けるんだという人もいれば、何もしなくていいという人もいれば、もう方法がたくさんあります。
紙でできた形代は見たことがある人もいるかもしれませんね、頭をなすって「お利口さんになーれー」と年配者からしてもらった人もいることでしょう。
打ち身や捻挫などをこしらえて帰宅したとき、その箇所をなでなでしたり、なんというか心療医療の精神版みたいな「おまじない」のようなことも経験した人もいるかも。
不思議なもんでして、痛い箇所を擦られたら痛みが消えたりします。
それとは別に、藁人形のような使い方をしていたという歴史もあるそうでして、平安時代の出土品にはそれらしき痕跡が残った木製人形代が出土しているそうです。
日本の歴史は長いので時代時代に必要とされる考え方があるんだなと思いますね。
形代という言葉、人形代という言葉など初めて聞いたという人もいると思います。
依り代(よりしろ)もそうかな。
一つ一つの意味がとても深いので、ある程度の年齢にならないとピンとこないかもしれませんね。
木製人形代(ひとかたしろ)
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- 2013/03/25(月) 20:12:59|
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